22: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/07/03(土) 23:58:28.28 ID:J2dUQG+bo
上条「ちょ、それは言い過ぎじゃないですかねー?」
一方通行「言い過ぎなわけあるか。三馬鹿の一人である土御門すら分かりやすいと言った結標の説明を聞いて、何一つ分からねェっつゥ言葉が出る時点オマエは終わりだろ」
上条「おうふっ」ガクッ
土御門「じゃあどうするんだにゃー? 他の人が教えるにしても結標以外の適任者がいないんだぜい」
吹寄「……そうね。正直結標さん以上に上手な説明、あたしにはとても無理よ」
姫神「同じく」
結標「……じゃあやっぱり私がやるしかないじゃない。よし、だったらもっと分かりやすい説明を考えて――」
一方通行「馬鹿。それが無駄な努力だっつってンだろ。大体適任者ならいるだろォが」
結標「適任者……? 一体誰よ。まさか小萌先生を呼ぶとか言うんじゃないわよね?」
一方通行「ンな面倒なことするわけねェだろォが。ここにいンだろォが、学園都市第一位の超能力者(レベル5)『一方通行(アクセラレータ)』。この俺が」ゴキッゴキッ
土御門「あ、アクセラちゃんだとっ!? 本気か!?」
一方通行「ああ」
吹寄「む、無理でしょ……だって現代文10点でしょ?」
姫神「とても人に勉強をうまく教えられるとは思えない」
一方通行「オマエら本当10点10点うるせェな。叩き潰すぞコラ」
結標「……でも貴方どうしていきなり? あんなに面倒臭そうにしてたのに」
一方通行「あァ? チッ、そンなの決まってンだろォが。意味のない茶番を見せ続けられるのがうっとォしいからだ」
姫神「意訳。『これ以上結標が苦しむ姿なンて見たくねェンだよ』。かっこいいよアクセラ君」
一方通行「姫神。ちょっと裏に来い。そのクソみてェな脳みそ頭蓋骨ごと吹き飛ばしてやるから」
姫神「断る」
土御門「でもさぁ、たしかに結標の姉さんがまた精神崩壊しても困るからアクセラにチェンジってのは分かるが、肝心のカミやんにうまく勉強をお前は教えられるのか? 姉さん以上に分かりやすく」
一方通行「無理だな」
吹寄「って駄目じゃないそれじゃ! よくそんなんで『これ以上結標が苦しむ姿なンて見たくねェンだよ』とか言えたわね」
一方通行「俺ァそンなセリフ一言足りとも発してねェぞ! それはそこの脳内バラ色野郎が勝手に言っただけだろォが!」
姫神「私は的確にアクセラ君の心情を言葉にした自信がある」
一方通行「チッ、勝手に言ってろ」
土御門「で、結局どうする気だアクセラ? 分かりやすく教えるのが無理なら、他に何か策があるんだろ?」
一方通行「……オマエら、冬休みに宿題が出てたのは覚えるよな? 結構な量のヤツ」
吹寄「長期休暇に宿題が出るのは当たり前なのだから、覚えてるのは当然でしょ?」
姫神「そういえばあれ。土御門君結局終わらせてなくて居残り勉強してたね」
土御門「にゃははっー、嫌なこと思い出させないでくれにゃー」
結標「あっ、でもその宿題、上条君は終わらせてたわよね? たしか貴方に手伝ってもらったって」
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