結標「私は結標淡希。記憶喪失です」
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179: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/08/20(金) 22:20:11.82 ID:9mCcFctro


佐天「えへへごめんなさいごめんなさい(御坂さんをからかうのは面白いけどこれ以上はやめとこ)。では続きを」

佐天「大量のバレンタインプレゼントをもらったということは、必然的にホワイトデーに大量のお返しをしないといけないことになります」

佐天「別に返さなくてもいいんですけど、御坂さんから聞いた感じでは上条さんは律儀に返しそうな人だから、間違いなくそういう事態になるでしょう」

佐天「そして上条さんは結構家計が厳しい家庭の方です」

美琴『そうね、いつもスーパーの特売特売言ってるし、バイトしてるらしいし』

佐天「そんな上条さんに大量のホワイトデーのプレゼントを買う余裕はないはず。そこで上条さんは考えました」


佐天「お菓子が買えないなら作ればいいじゃない、と」


佐天「普通に買ったら少し割高になるものでも、業務用のスーパーとかで材料を買い込んで大量生産すれば安上がりになります」

佐天「しかもクッキーは、作る手間もそんなに面倒臭くなく簡単なので、大量生産にはうってつけのお菓子です」

美琴『な、なるほど……』

佐天「ほかにも手作りできるお菓子の種類はありますが、難易度、メジャーさ、それらを考えればクッキーがベスト!」

佐天「だから上条さんはホワイトデーにクッキーを作ることを強いられていた、つまりそんなホワイトデーのお菓子の意味なんて考えてる暇はなかったはずです」

美琴『…………』

佐天「そういうわけなんで、大丈夫ですよ御坂さん。そんな心配なんて無用です」

美琴『……あの、佐天さん?』

佐天「なんでしょう?」

美琴『どのみち大量生産されたクッキーってことは、結局そういう義理的な意味になるんじゃ……』

佐天「…………」

美琴『…………』



佐天「だ、大丈夫ですよ御坂さん! おそらく上条さんはホワイトデーのお返しを全部クッキーで済ませてる=本命の相手なんていないはずなので、まだまだチャンスはありますよ!!」



美琴『い、一体それはどういう推理で導き出された答えなの……!?』

佐天「……め、名探偵涙子ちゃんの勘、ですかね?」

美琴『駄目じゃない!!』


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