結標「私は結標淡希。記憶喪失です」
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178: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/08/20(金) 22:19:37.50 ID:9mCcFctro


同日 同時

-柵川中学女子寮・佐天涙子の部屋-


佐天「……ふむふむなるほど。テレポーターは三次元から十一次元へ物体を特殊変換する能力、つまり別次元に干渉できる能力である」

佐天「つまり、並行世界や異世界に物質を転移することが出来てもおかしくはない。またはその逆もまた然りである。

佐天「こういった理論を実証するための研究が密かに行われているという噂」

佐天「ふーん、何かすごそう! 今度白井さんに教えてあげよう、と」



チャララー♪



佐天「はい、もしもし」

美琴『あっ、佐天さんこんにちは。ちょっと電話いい?』

佐天「いいですよー、どうかしました?」

美琴『さっきアイツにホワイトデーのプレゼントってことで、手作りクッキーもらったんだけど』

佐天「ああ上条さんにですか? へー、そうなんですか。それは良かったですねー」

美琴『それが素直に良かったと言えるかどうか微妙なのよ』

佐天「どういうこと……あっ、たしかクッキーって」

美琴『そうなのよ。ホワイトデーでクッキーの意味って『友達でいましょう』じゃない? これってやっぱりそういうことなのかな……』グスン

佐天「あー、えーと、その……、た、たぶん大丈夫じゃないですか?」

美琴『……何で?』

佐天「たぶんですけど、上条さんはそういうつもりで渡したんじゃないと思います。今から名探偵涙子がバリバリの推理をしながら説明します」

美琴『お、お願いします!』

佐天「まず、上条さんがホワイトデーのクッキーの意味を知っているかどうか、それは正直どっちの可能性もあります。なのでこれは置いておきます」

美琴『置いておくんだ……』

佐天「まず御坂さんから聞いてた話からの推測です。上条さんは大変モテモテな人です。事実バレンタインデーにたくさんのプレゼントをもらっていました」

美琴『う、うん。全部義理ってアイツは言ってたけど……』

佐天「いえ、おそらくそれは勘違い。間違いなく本命も混じっているでしょう。まあ、その話は今とは関係ないので置いておきます」

美琴『置いておくなら何で話すの……?』

佐天「いやー、何と言うかいたずらごころっていうかなんというか」

美琴『もう! こっちは真面目に話してるのよ!』





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