170: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/08/20(金) 22:12:55.94 ID:9mCcFctro
海原「はい。ちょっと面白いかなと思ってやってみたんですが、まさかマジ泣きされるとは思わなくて……申し訳ないです」
黒夜「……ふ、ふざけンじゃねェ! 何が冗談だ、何が面白いだ、ふざけンなッ!」
海原「だから、お詫びと言っては…‥いえ、違いますね。これは詫びではないです。貴女に最初から渡そうと決めていたものです」
海原「都合のいいことを言っている自覚はありますが、受け取ってはいただけないでしょうか黒夜?」スッ
黒夜「これが……本当のやつ?」
海原「はい……」
黒夜「……チッ、うっとォしィ野郎だ。しょ、しょうがねェから受け取ってやるよ」スッ
海原「ありがとうございます」
番外個体「うわっ、ちょろっ」
黒夜「な、何か言ったかなァ? 番外個体クゥン?」グスン
番外個体「そんな涙目で睨まれても怖くないんだけど。やっぱかわいいねークロにゃんは♪」
黒夜「ぐっ、今回ばかりは言い返す言葉がねェ」
番外個体「あ、そうだ。海原ー、ミサカの分のホワイトデーはぁ?」
海原「もちろん用意してありますよ。自分のあらゆる人脈を使って手に入れた、あの店のチョコレートセットを!」
番外個体「あれ? ミサカには5円チョコくれないの? 面白愉快で泣けるサプライズはないわけー?」
海原「番外個体さんにそんなことするわけないじゃないですか。そんな面白くもないサプライズ」
黒夜「……は? 何言ってンだオマエ。何で私にやってそのクソ女にはやらねェンだよコラ」
海原「いえ、番外個体さんにはその分野ではかないませんからね。それにバレてるドッキリをやるほど自分も愚かではありませんよ」ニッコリ
黒夜「た、たしかにそォだけど、何か納得いかねェ!」
番外個体「あの店のチョコうめー」モグモグ
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