結標「私は結標淡希。記憶喪失です」
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141: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/08/13(金) 22:05:06.11 ID:d6Ws/u/Ao

March Second Wednesday 17:30 〜ホワイトデー前日〜

-第七学区・学舎の園入口-


美琴「よし、じゃあ行くとしますか。ね、百合子ちゃん?」

一方通行(以下女装)「オマエは……ホント楽しそォだよなァ!? クソがッ!!」

美琴「そりゃそうよ。楽しくなけりゃ、アンタなんかを学舎の園の中へ入れる手伝いなんかしないっての」

一方通行「チッ、覚えてろよクソガキ……」

美琴「はいはい、それじゃあ早く入りましょ? 時間もそんなにないし」

一方通行「つーか今度は大丈夫なンだろうな?」

美琴「何が?」

一方通行「招待状だ。前みたいにまた仮の招待状で、ID求められても困るンだが」

美琴「大丈夫よ。ちゃんとVIP待遇のきっちりした招待状よ。ほら」スッ

一方通行「……本当に大丈夫なンだろうな、これで」

美琴「少しは信用しなさいよ。まあ、たしかに前のは本当に悪いとは思ってはいるけど……あ、そうだ。何なら一緒に入場してあげましょうか? それなら安心でしょ」

一方通行「付いてくる、っつゥ救済の案を挙げるってことは、何か不安要素があるっつゥ心理が働いてるからだ。違うか?」

美琴「……よーし、じゃあ行きましょー!」

一方通行「図星か。信用を得たいなら用意周到に、不安要素を全て潰さなきゃなァ」カチッ


-学舎の園・入口ゲート-


係員「――次の方どうぞ。あっ、御坂さん」

美琴「ど、どうもです」

係員「わざわざこっち側通らなくてもいいのに」

美琴「あ、あははちょっといろいろありましてね」ピッ

係員「? はい、次の方」

一方通行「……鈴科百合子だ。常盤台二年の御坂美琴、よォするにさっき通ったヤツの招待で来ました(以下姫神ボイス)」

係員「あ、御坂さんのお友達ね」

美琴「あはは、そ、そうですー」

係員「それじゃあ招待状を出してください」

一方通行「はい」スッ

係員「…………」

一方通行「…………」

美琴「…………」ゴクリンコ

係員「……はい、通ってだいじょうぶよ」ウイーン

一方通行「アリガトウございます」ガチャリガチャリ

美琴「……ふぅ」

係員「……あっ、そうだ鈴科さん?」

一方通行「あァ?」

美琴「!?」ビクッ

係員「次来るときはちゃんと制服で来た方がいいわよ? この中で私服って結構目立つから」

一方通行「はい。気を付けまァす」ガチャリガチャリ




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