140: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/08/13(金) 22:04:17.97 ID:d6Ws/u/Ao
同日 15:00
-黄泉川家・リビング-
一方通行「オイオイ、どォいうことだ。芳川の言うあの店っつゥのはおそらくコイツだろォが、通販を取り扱ってねェだと?」
一方通行「……つゥか、学舎の園の菓子屋がほとンど通販に対応してねェのかよ。男はどォやったらこの中の菓子を食えるンだよ」
一方通行「チッ、頼みたくねェがヤツを使うしかねェか」つ携帯電話
-第七学区・とある公園-
美琴「――ちぇいさっー!!」グルッ
ドゴッ!! ガコッ
美琴「……よし! ヤシの実サイダーゲット! 今日は何だかいいことありそうね」
<ハナテココロニキザンダユメモミライサエオキザリニシ-テ♪
美琴「ん? 電話……? げっ!?」ピッ
美琴「もしもし?」
一方通行『今さっき「げっ」っつゥ声が聞こえたのは気のせいか?』
美琴「き、気のせいじゃない? ところで何か用? わざわざアンタが電話してくるなんて珍しいわね」
一方通行『オマエにちょっと頼みてェことがあってな』
美琴「頼みたいこと?」
一方通行『ああ。これはオマエにしか頼めェことだ』
美琴「な、何よそんな改まって……」
一方通行『学舎の園の中にチョコレートで有名なあの店があるだろ』
美琴「……あー、たぶんあの店ね。それがどうかした?」
一方通行『ちょっとそこの店でチョコレートのセット買ってきてくれねェか? 二十セットくらい』
美琴「……何? もしかして私をパシリか何かにしようとしてる?」
一方通行『そォいうわけじゃねェよ。ちゃンと金は払う。何なら少し色を付けてもイイ』
美琴「大体、何で私がそんなことしなきゃいけないのよ? 自分で買いに行きなさいよ」
一方通行『それが出来りゃやってるっつゥの。学舎の園に男子禁制とかいうクソみたいなルールがなけりゃいくらでも行ってやるよ』
美琴「……! だったら良い案があるじゃない!」
一方通行『……オマエの言いたいことは大方予想できるが何だ? 言ってみろ』
美琴「アンタ、もう一回女装、やってみる?」キラキラ
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