131: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/08/06(金) 22:39:49.04 ID:0ycj/yMOo
同日 同時刻
-第七学区・路地裏-
タッタッタ
五和「くっ、まさか私たちがいながらあの人に危害を及ばせてしまうなんて」
五和「しかし、逆に私たちがいてよかった。必ず助け出してみせます、上条さん!」
ドン!
五和「ッ!? すみません! 大丈夫ですか!?」
スキルアウトA「痛ってえ!? 何だあ!?」
スキルアウトB「ん? 何だこの娘、結構かわいいじゃん」
スキルアウトC「ねえねえお姉ちゃんお暇? ちょっとお兄さんたちと遊ばない?」
五和「ごめんなさい、私ちょっと急いでて」
スキルアウトA「は? 人にぶつかっといてそれはないじゃん」
スキルアウトB「そーそー。こういうのは誠意を持った謝罪じゃないとねー」
スキルアウトC「誠意を持った謝罪と言ったらもう、あれしかないよねー」クイクイ
五和(くっ、この人たちが俗に言うスキルアウトというヤツらでしょうか? やっかいな連中と関わってしまいました……)
五和「本当に申し訳ございませんでした。申し訳ないのですが、私は本当に急いでて、急がないと私……」
スキルアウトB「そんなこと言ってー、本当はそんなに急いでないんでしょー?」
スキルアウトC「ちょっとだけ遊ぼうよー、そんな時間取らせないからさー」
スキルアウトA「つーかよお、人にぶつかっといてごめんなさいで済むわけねーだろうが! あいたたたぶつかったところが急に痛み出したー」
スキルアウトC「そいつはまずいなぁ。これはもう責任を取ってもらうしかなさそうですなぁ」ニヤニヤ
五和(ど、どうする私? 今なら誰も見ていない。ならば、一瞬で制圧すれば……いや、もし誰かに見られていたら)
建宮『騒ぎやいざこざは起こさないこと』
五和(だ、だったら逃げる……駄目だ、この人たち場慣れしてる。いつの間にか退路が断たれている……くっ、どうすれば)
スキルアウトA「おいおいどーしたぁ? 急に黙り込んでさあ!」
スキルアウトB「それってあれじゃん? つまりオッケーってことでしょ?」
スキルアウトC「そうかそうか。ならさっそく」ワキワキ
五和(……やるしか、ないのか……!?)キッ
??「――何だあ? この渋滞は?」
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