130: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/08/06(金) 22:38:59.50 ID:0ycj/yMOo
建宮「……あのー、五和さん?」
五和「私は東の方面を探します! 建宮さんは北、一方通行さんは西の方を頼みます! 何かあればすぐに連絡をします! ではっ」ダッ
一方通行「……何だアイツ。あンな冗談を真に受けて……もしかして馬鹿か?」
建宮「あー、あれだ。恋は盲目、みたいな。ぶっちゃけると五和は上条当麻のことが好きなのよな」
一方通行「そォか。どこに上条が行ったかどうかの手がかりもないくせに、よくも分からず路地裏の方へ走っていくという馬鹿みたいな行為は、その恋のせいだと?」
建宮「しょうゆうこと」
一方通行「相変わらず手広いこったあの三下は」
上条「――おーいっ! みんなー!」タッタッタ
一方通行「あァ?」
上条「わりーわりー。遅くなっちまった」
建宮「うん? お前トイレに行ってたんだよな? 随分と時間がかかったのよな?」
上条「あー、ちょっと不幸があってな」
一方通行「不幸だ? やっぱ紙でも切れてたのか?」
上条「いやー、最初にここのトイレ来たら清掃中になっててさあ。次に近くのコンビニのトイレ行ってみたら行列が出来ててな。それを何回繰り返してたら遅くなっちまった」
建宮「そいつは災難だったのよな」
一方通行「……どォりでトイレの床がびしょ濡れになっていたわけだ」
上条「いやー、危なかったぜ。危うくこの歳になってウンコ漏らすところだったよ」
建宮「ほら、やっぱりウンコって普通に使うのよ。全然下品じゃないのよな」
一方通行「そりゃ野郎だけの会話に下品もクソもねェからな」
上条「? そういや五和がいないじゃん。どこ行ったんだ?」
一方・建宮「「あ……」」
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