結標「私は結標淡希。記憶喪失です」
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126: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/08/06(金) 22:35:38.40 ID:0ycj/yMOo


同日 17:00

-第七学区・とある公園-


上条「ほい、自販機で買ってきた飲み物だ。今回のお礼……になるかわからないけどな」スッ

建宮「おっ、ありがたくいただくのよな」

五和「ありがとうございます!」

一方通行「わざわざ自販機の高い飲み物買ってくれるなンて、優しさあふれるお礼だよなァ」

上条「ぐっ、つーかお前絶対のその缶コーヒーいらねーだろ! 何だそのレジ袋に入った大量の缶コーヒーはッ!?」

一方通行「あン? いるとかいらねェじゃねェンだよ。対価を得るにはそれ相応の対価っつゥモンが必ず存在する。ただで肉が手に入ると思うなよ」

上条「ぐぬぬぬ……くそー、スーパーでお礼の飲み物買い忘れるなんて……不幸だ」

一方通行「それはただの不注意だ」

上条「くっ、……そういや二人はいつまで学園都市にいるつもりなんだ?」

五和「時間もいいくらいですし、そろそろ離脱しようかと」

建宮「用事はもうないからな」

上条「……ところでお前らの用事って結局何だったんだ?」

建宮「うーん、まあもちろん秘密、禁足事項ってやつなのよな」

五和「すみません、私たちから話すことは出来ないことなんです」

上条「いや、別に謝ることはねえよ。ただ気になったから聞いた世間話みたいなものだし」

一方通行「……よくわからねェが、それは部外者である俺がこの場にいるから喋れねェのか?」

五和「いえ、……いや、それもたしかにあるんですが、もともとこれはまだお話することができない情報なので」

上条「一体何が起きるってんだ……? この学園都市に……!」

建宮「そんな身構える必要はないのよな。それを防ぐための任務ってわけだ」

上条「よくわかんねーけどあんま無茶はすんなよ? 何かあったら神裂が悲しむぞ」

建宮「へっ、それはお前もな、って言って欲しいのか?」

上条「何で俺? まあいいや、悪いけどちょっとトイレ行ってくるから、俺の荷物見ててくれないか?」

五和「わかりました。いってらっしゃい」

建宮「ほいほーい、それじゃあ荷物は命をかけて守るのよな」

上条「そんなもんに命かけんなよ。じゃ、行ってくるよ」タッタッタ


五和「…………」

建宮「…………」

一方通行「……オイ、上条がいねェ間にオマエらに聞きたいことがあンだが?」

建宮「何なのよ、そんな改まって」

一方通行「オマエら一体何者だ?」





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