7: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/07/03(土) 07:40:20.53 ID:w7niixZB0
お・ま・け
〜まゆゆカリバー(約束された勝利のまゆ)〜
まゆ「好きな人を傷つけずに閉じ込める方法……それは無いのだろうかと、よく考えてしまいます」
まゆP「……」
まゆ「私だけを見てほしいという熱い想いと、好きな人を友人付き合いから切り離してはならないという冷たい理性がせめぎ合い、私を苛《さいな》みます」
まゆP「……」
まゆ「ああ、いっそのこと閉じ込められることを喜んでくれるのなら! ……そう考えたことは一度や二度ではありません」
まゆP「……」
まゆ「でも閉じ込められることを……自由に外を出歩けないことがどれだけの苦痛かと想像すると、プロデューサーさんにそんな悲しい目を遭わせること、まゆは辛くて耐えられません。死んでくれ杏寿郎」
まゆ「あ、プロデューサーさんがまゆを愛《いと》しすぎて閉じ込めたいというのなら、まゆは喜んで受け入れますから♪ プロデューサーさんに一日中見守られながら過ごす……素敵ですねぇ」
まゆP「……」
まゆ「そんなことを何度も何度も考えて、頭の中で思い描くだけなら許されるだろうと脳裏に書き連ねるうちに……少しずつ、少しずつ自制が効かなくなっていきます」
まゆP「……」
まゆ「このぐらいなら、許されるんじゃないか? この程度のお遊びなら、世間も許してくれる。世間が許さなくても、プロデューサーさんはまゆになら許してくれるんじゃないか……と」
まゆP「……」
まゆ「そうですよね?」
まゆP「いや……許さないよ」
まゆ「……え?」
まゆP「許すわけないだろ。なんで不思議そうな顔ができるんだよオマエ」
まゆ「『もう、まゆは仕方ないなあ』って笑いながら許してもらえるとばかり……」
まゆP「あのさ、肩を回してた俺に『肩こりに効く運動を知ってますか?』と言って椅子に座らせたよな? それも椅子に深く座る形で」
まゆ「はい」
まゆP「そんで椅子の後ろに手を回させてから、手の握り方が違うって言うから任せたら、ガチャンッだよガチャンッ。椅子に深く座ってるから腕に隙間も無いし、立ち上がれない」
まゆ「はい」
まゆP「よくもまあ、こんな流れるように人を拘束してくれたなあ!」
まゆ「はい!」
まゆP「嬉しそうにすんな! 褒めてねえよ!」
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