38:名無しNIPPER
2021/06/24(木) 00:05:40.62 ID:I9OmqLYR0
「なぁユッコ、お前が寝てどうする」
「……はっ……私としたことが!」
適当に声をかけて彼女を起こす。
彼女の寝顔を見続けるのはどこか犯罪じみて思えたし、俺の心臓が持ちそうにないと思えたから。
「あはは……お恥ずかしいところを見せちゃいました」
「はぁ……」
「……」
「……」
何となくの気まずさを感じた。自分から起こしといてなんだけど、もう少し寝かせておけば良かったのかもしれないと思えた。
と言うか、昨日あんな事を言っておいて今までと変わらずに接せていた彼女
(もっともそれを気にしているのは俺だけで彼女は多分気にしていないと思うのだけれども)
そっちの方が凄いと思えた。
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