アムロ『身構えている時はなかなか出ないものだ』ハサウェイ「言われなくても!!」
1- 20
3:名無しNIPPER[sage saga]
2021/06/14(月) 00:52:23.38 ID:VzOrQwkSO
「へえ、スペースノイドとアースノイドの価値観の違いか。でもそれば別にマフティーじゃくたって気になるだろう」
「住む世界が違えば、常識も違う。人は空間的な生き物だから、宇宙で暮らす人と地球で暮らす人は根底では分かり合えない」

達観したギギの物言いにハサウェイは苦笑しつつ、その主張に彼の顔を思い浮かべた。

「まるでシャア・アズナブルみたいなことを言うんだね」
「シャアは嫌い?」

シャアについて立ち話をする気にはなれず、適当にはぐらかそうかとも思ったが、またへそを曲げられても困るので少し話すことに。

「君がシャアにどんな憧れを抱いているのかは知らないけど、彼はとても脆い人だよ」
「あら、だから惹かれるんじゃない」

そうなのかもな。きっとそうなんだろうな。

「彼は強い言葉を掲げた。しかしそれはきっと脆さの裏返しなんだ。そのことをアムロ・レイは知っていて結果的にシャアは敗れた」

彼はジオン・ズム・ダイクンの後継者であって、独裁者たるザビ家の継承者ではないのだ。

「ギギ、君は言ったね。マフティーは『絶対に間違えない独裁政治』をするべきだと」
「ええ、それが何か?」
「アムロとシャアを知る僕にはそれが正しいとは思えない。たぶんマフティーもそう考えているんじゃないかな」
「そう……複雑なのね」

そう結論付けるとやや不満そうではあるもののギギは納得したらしい。男は複雑なのだ。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
14Res/11.98 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice