小林「あなたは……誰ですか?」トール「……えっ?」【小林さんちのメイドラゴンSS】
1- 20
283: ◆bhlju8wMK6[saga]
2024/11/30(土) 22:14:57.54 ID:PDbAYs0+0

ルコア「とは言え、ここまで結界が高度だと魔術的に解呪するのを目指すよりは、破壊を狙った方が早いのはそうなんだよね」

トール「ちょ、ルコアさんまで!?」

ルコア「いやいや、勿論山は吹き飛ばさないよ。この手の結界は大抵、魔力の流れの基点となっているポイントがあるものだ。
    それを探し出して破壊できれば、結界は解除できるはずだ」

トール「な、なるほど…………」

ルコア「ただ問題は、その魔力の流れも認識阻害によって隠蔽され、極めて追いづらくなっている事でね……」

小林「魔力の基点とやらを壊そうにも、どこにあるか分からない、という事ですか……。厄介ですね」

トール「! そうだ、お父さん程のドラゴンなら、何とか分かりませんか?」クルッ

終焉帝「……悪いが、期待には応えられそうにない」

トール「!」

ルコア「無理を言っちゃいけないよトール君。ここまで隠蔽されている魔力を追うには終焉帝でも強い集中が必要だろう。
    本調子が出せるならともかく、今の傷付いた体では……」

トール「す、すみません! 無配慮な事を言ってしまい……」ペコ

終焉帝「いや、謝らずとも良い、私こそすまんな」

ルコア「しかし困ったね。僕やファフニール君でも、ここまで薄く隠された魔力を追うのは一苦労だ。
    出来ないとは言わないが、専用の術式を組んだりする必要があるから、ちょっと時間が……」ムムム

エルマ「? 話がややこしかったので黙って聞いていたが……。要はその結界の基点とやらは、魔力の中心にあるのか?」

ルコア「え? うん、そうだけど……」

エルマ「なら、あっちに向かえばいいじゃないか」ピッ

ルコア「え?」

トール「へ?」

エルマ「ん?」キョトン




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
296Res/371.30 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice