村人「ま、魔物が襲ってきたぞぉ!」 俺「ふむ、ならば銃で撃ち殺せばいいのでは?」
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名無しNIPPER
[saga]
2021/06/01(火) 07:49:11.21 ID:GR0a4wLgO
村人B『故にここで起きる事は現実には一切影響しないし、全ては俺さんの脳内で進行された事となる。それ以上でもそれ以下でもない。……と、言っておこう』
役人『つっても夢っつーのには異世界と繋がる力があるとか言われてっかんな、もしかしたらオレらと会ってんのもある種の現実かもしんねェぜ? あの世と繋がれば会えるっちゃ会えっかんな、ククク』
村人C『ま、解釈の方は俺さんの方に任せるとするけどよ。……なんで俺らが出てきたか、分かるか?』
以下略
AAS
285
:
名無しNIPPER
[saga]
2021/06/01(火) 07:50:56.82 ID:GR0a4wLgO
村人C『ほんじゃ俺から言うぜ。まず俺さん………実はな、俺はあんたが村長になろうがならなかろうが、どっちでも良いと思ってる!』
俺『ふむ、本当はどうでも良いのでは?』フッ
村人C『な訳あるかっての! いやな、いい意味で言ってんだぜ俺は? というのも俺さん、何やろうがそれなりに器用にこなせるじゃねえか』
以下略
AAS
286
:
名無しNIPPER
[saga]
2021/06/01(火) 07:53:23.47 ID:GR0a4wLgO
村人C『俺さん、これからはしばらく腰落ち着かせようと思ってんだろ? だからこんな農村に来た。けど農民たちを先導して、リーダーシップを示しちまった。だから村の奴らが言う様に村長になるのも良いと思うぜ、明らかに的確だわな』
村人C『だが、村長にならずとも俺さんには色々な道がある! 実力もあるからな、この村専属の冒険者になるも良し、銃火器を売って商人になるも良し、ガキんちょに教えてたみたいに勉強を教える様な人間になっても良いだろうよ!』
村人C『そう、あんたにゃ無限の可能性があんだ! なんでも出来て、なんでも目指せる! そして誰かの役に必ず立てる!そう、必ずだ! だったら村長っつーひとつの道に縛られずとも良いだろ? どうせ役に立てんだから、自分のやりたい事やったって良いじゃねえか。……ま、要するによ、』
以下略
AAS
287
:
名無しNIPPER
[saga]
2021/06/01(火) 07:55:53.54 ID:GR0a4wLgO
村人B『次は俺だ………とその前に、俺さんは運命という物を信じるか?』
俺『ふむ、あまりよく考えた事はないのでは』
村人B『はは、そうか。実はな、俺は理詰めで物事を考えるタイプなんだが……運命だけは、信じているんだ』
以下略
AAS
288
:
名無しNIPPER
[saga]
2021/06/01(火) 07:56:31.08 ID:GR0a4wLgO
村人B『俺さん、今回の状況……“似ている”と思わないか?』
俺『』...コク
村人B『俺さんもそう思ってくれているか、なら話は更に早くなる。そう、俺たちの暮らしていた場所も”農村“だった。そして当時数ヶ月前に何処からともなく現れた俺さんを頼りにしていたのも、今回の彼らの状況と一致する。挙句は“巨熊”という脅威が“ゴブリン”という脅威と重なっている』
以下略
AAS
289
:
名無しNIPPER
[saga]
2021/06/01(火) 07:58:29.68 ID:GR0a4wLgO
村人B『先述した様にこれはオカルト的なそれではない。ただ、俺には偶然にも状況が一致した様に見えた。他の誰でもない、俺さんを従来と同様のスポットを当てた形としてな』
村人B『………いや。運命というよりかは、俺自身が興味を持っているだけなのかもしれない。こうまで似通った状況を経た結果、村長というポストに俺さんが座る。この状況に、どうしようもなく興味を駆り立てられている自分がいる。ワクワクする自分がいるんだよ』
村人B『だから……そうだな、婉曲化させずに言うべきか。俺は、俺さんが村長となった世界を見てみたい。もう共に生きる事は出来ないが、それでも……この世界から、俺さんの村長としての生き様を見届けてみたい。そんな一心が、心の奥底に芽生えているんだ』
以下略
AAS
290
:
名無しNIPPER
[saga]
2021/06/01(火) 07:59:23.03 ID:GR0a4wLgO
役人『次ぁオレか。つーか最後だな? んじゃ最後なりにキレーに締め括ってやっとっすっか』
俺『ふむ、お前が綺麗に締め括るなど出来ないのでは?』
役人『いきなり辛辣だなてめぇ……なんか性格悪くなったか? いーけどよ』
以下略
AAS
291
:
名無しNIPPER
[saga]
2021/06/01(火) 08:00:30.24 ID:GR0a4wLgO
俺『ふむ、人間、なのでは?』
役人『そ。てめぇは人間なんだよ俺。んでオレの話もそこを突くだけになる』
役人『てめぇはよ、別に聖人君子とかそんなんじゃあねえ。単に出来る事が多いだけでメンタリティはそんじょそこらの一般人となんら変わりゃしねえ訳だ』
以下略
AAS
292
:
名無しNIPPER
[saga]
2021/06/01(火) 08:01:53.81 ID:GR0a4wLgO
役人『てめぇは確かに出来る事は多い。“特別な力“があったりもすんだろ? けどよ、出来る事が幾らあっても人格には大きな差はねえ訳だ。知能指数300超のヤツが必ずしも超人的な人格を持つと思うか?世界を支配した独裁者は?あらゆる魔法を極めたヤツは?地上最強の人間は?』
役に『答えはノーだ。そんな絶対はねえ。いかに一定の分野に優れてて、更にそれが人類の限界を数次元分超えてようが、それが人格を同位階に引き上げる道理はねえ。多少影響は与えるかもしれねぇがな』
役人『おんなじだ。てめぇは言うほど大した目で見られる様なヤツじゃあねえし、手放しでてめぇを崇拝する様なヤツぁ単にてめぇの事を理解してねーだけだ。ま、生きてる年数が違ぇからその辺は仕方ねぇかもしれねぇがな』
以下略
AAS
293
:
名無しNIPPER
[saga]
2021/06/01(火) 08:04:21.41 ID:GR0a4wLgO
役人『だからっててめぇは、悪そのものな訳じゃねえ。好きなヤツは人並みに助けようとするし、友情や義理にはしっかり従う心もある。余程じゃなきゃ悪人を許す心も持ってるし、深慮が出来ねぇバカって訳でもねぇ』
役人『てめぇはな、良くも悪くも”人間“なんだよ。人間の価値観で全てを行使し、人間として行動しているだけの単なる”人間“、それがてめぇだ。オレは村長になれなるなの話はする気はねぇ、そこの筋肉バカと違ってマジでどうでも良いかんな』
村人C『筋肉バカて』
以下略
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