6:名無しNIPPER
2021/05/03(月) 12:13:15.68 ID:fXMEQlMj0
それから半年ほど経った12月19日。
私は彼と一緒にいた。
私の部屋で、2人きりで。
テーブルを挟んで、湯呑みを囲っていた。
気が付いたら、私は彼を部屋に誘っていた。
彼と昨日、文芸部室で半年振りに再会できてから、
私はどこか可笑しいのかもしれない。
私がコンピュータプログラムだとしたら、
CPUに重大なバグがあるだろう。
彼も明らかに困惑していた。
そんな困惑してる彼を見つつ、私は言葉を綴った。
「私はあなたに会ったことがある。」
半年前に図書館に会ったことを、
湯呑みを見つめながら、私は彼に話していた。
---
10Res/9.44 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20