25: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/04/29(木) 04:40:55.46 ID:yj3euRj70
※ ※ ※
――翌日
武内P(……アレから一時間ほどして意識がハッキリした頃には、部屋には誰もいませんでした)
武内P(昨日起きたことは果たして現実だったのでしょうか? 気にはなるのですが、確かめるのは怖くて三人にはまだ会っていません)
武内P(しかし確かめないわけにもいかず、悩んでいるところへ――)
コンコン、ガチャ
千夜「失礼します」
武内P「……白雪さん」
千夜「昨日は失礼しました」
武内P「いえ、あの……正直何が起きたのか、わからないのですが」
千夜「……そうですか。それを聞いて少し安心しました。ですがやはり、謝るべきだと思います。申し訳ありませんでした」
武内P(頭を下げる彼女の姿が、昨日起きたことは現実だったと教えてくれます)
武内P「あの……白雪さん」
武内P(彼女に何と言っていいのか。わからないままに声をかけた私に、彼女は下げていた頭を上げます。すると驚いたことに彼女の瞳は、穏やかな決意で満ちていました)
千夜「……日本人の平均は13センチ。お前は体が大きいからそれを上回るとは思っていましたが……予想が甘かったです」
武内P「白雪さん……?」
千夜「しかしお前がどれだけ凶悪なモノを抱えながらアイドルと接しているのか、昨日この目で確認できました。次はしくじりません」
武内P「白雪さん……!?」
千夜「覚悟ができたら今度こそお前を矯正します。それまで首を洗って待っていてください」
ガチャ、バタン
武内P「……いったい、どうしろと」
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