19: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/04/29(木) 04:34:57.36 ID:yj3euRj70
千夜「つまりあいつの正体は、快活で明るい少女に抱きつかれる日々をなし崩しで受け入れ、もう中学生になった少女をそれでも膝の上に乗せ続け、血のつながっていない女子大生に兄としてコミュニケーションをとる」
千夜「さらに、ホモ」
千夜「フフ……フフフフフフフ」
千夜「また一つ、矯正が必要な点が増えてしまったか」
千夜(そうだ。男が好きだなんて許せない。許せ………………………なぜ?)
千夜(好きになる相手を選べるのなら苦労はしません。男が男を好きになっても、それは責められることでも、改めなければいけないことでもありません。それなのになぜ許せない?)
千夜(わからない……わからない……でも、許せない)
千夜(だって……だって……好きになる人は、選べないんだから)
千夜(たとえ許されない年齢差でも。アイドルとプロデューサーでも。そして、大切な人と同じ――)
千夜「ちが……私は……お嬢さまのために……」
千夜「何を……私は考えている? 私はお嬢さまのために……そうです、お嬢さまのためです」
千夜「こんなことを考えてしまうのも、あいつのせいです。早くあいつを矯正すれば、こんなことを考えなくてよくなる」
千夜「しかし……どうやって同性愛者を異性愛者に?」
――力が欲しいですか?
千夜「……ッ!?」
――力が欲しいのでしたら
千夜「貴方は……」
――くれてやる!!
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