千夜「お前を監視する」武内P「?」
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15: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/04/29(木) 04:30:52.58 ID:yj3euRj70
ちとせ「だーかーら、ゴニョゴニョ♪」

千夜「し、しかし……」

ちとせ「だって魔法使いさんの反応はいまいちだったでしょ? つまりそういうことなの」

千夜「……この、変態が」

武内P「あの……何のことでしょうか?」

武内P(黒埼さんに何を耳打ちされたのでしょうか? 蔑むような眼をするのは止めてほしいのですが……)

千夜「に……」

武内P「に?」





千夜「にぃに」





武内P「」

千夜「……まったく、私は十七なんですよ? “兄さま”という呼ばれ方に慣れてしまったからと、このような幼子がするような呼び方を求めるとは、にぃにの性癖には呆れてものも言えません」

武内P「」

千夜「とはいえ、ここで私がしてあげなければ気の弱いアイドルに無理強いするか、意味を理解できていない幼く無邪気なアイドルを騙しかねません。ここは私がお前をにぃにと呼んであげましょう」フンッ

武内P「」

千夜「どうしたのですか? にぃにが口に出せない恥ずかしい願いを私が叶えてあげたというのに」

武内P「」

千夜「……? お嬢さま?」

ちとせ「〜〜〜〜〜っっっ」プルプルプル

千夜「お嬢さま!?」

ちとせ「アハ……ハハッ。千夜ちゃんが……プフッ……にぃにって……お腹……痛い」

千夜「なっ……なっ……なっ……」

千夜「お前えええええぇぇぇ〜っ!!」ポカポカポカ

千夜(お嬢さまにからかわれたことを知り、あいつが無言で立ち尽くす理由を察した私にできることは、八つ当たりとはわかっていてもあいつの胸板を叩くことだけでした)

千夜(……別に本気で叩いたわけではありません。ですが私の握った手などを何ともしないその分厚い胸板の感触と、呆然としたまま私にされるがままのあいつの様子)

千夜(それがほんの少しだけ楽しかったのは……お嬢さまにも内緒です)


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