ハリー・ポッター「僕の言うことを聞け」ダドリー・ダーズリー「……わかった」
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15:名無しNIPPER[sage saga]
2021/04/19(月) 21:50:28.20 ID:43J6jqUVO
ようやく部屋から出てきたダドリーを連れて1階に戻ると、そこはなんと地獄絵図だった。

ぶりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅ〜っ!

「ぬおおおおおおおおおおおっ!?!!」
「あなた、早くトイレから出てきて!?」

トイレからは耳を塞ぎたくなるような排泄音が響いており、切羽詰まった様子のペチュニア叔母さんが激しくドアをノックしている。

「お前、一体パパとママに何をしたんだ?」
「僕はただ、お弁当を買ってきて……」

買ってきて、届ける前に公園で自分のぶんを食べて帰った。そこでふと原因に思い至る。
真夏の陽気に照らされて、傷んだのだろう。

「きっと、太陽が弁当に魔法をかけたんだ」
「それで、パパとママは腹を壊したと」
「うん。まさに『便当』だったわけだ」
「フハッ!」

両親が苦しんでいるというのにダドリーは嗤う。まるで、これまでハリーを蔑ろにしてきた罰であり、因果応報だと言わんばかりに。

「こんなことになるなら、スネイプ教授に腹痛の薬の調合を教わっておけば良かったよ」
「フハハハハハハハハハハハハッ!!!!」

傷んだお弁当を食べさせたと知れたら、叔父さんと叔母さんは更にハリーに辛く当たるだろうと想像して、ホグワーツが恋しかった。


【ハリー・ポッターと引きこもりの従兄】


FIN


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