ハリー・ポッター「僕の言うことを聞け」ダドリー・ダーズリー「……わかった」
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12:名無しNIPPER[sage saga]
2021/04/19(月) 21:41:12.49 ID:43J6jqUVO
「お前が英雄とはな」
「君が引きこもりとはね」

口に出すと、なんだかおかしくってふたりして噴き出した。久しぶりに、笑い合った。
久しぶりすぎて、最後にふたりで笑い合ったのがいつだったかは定かではないが、こうして仲良く笑い合った頃が、確かにあった。

「お前の学校のこと、聞かせろよ」
「いいよ。何から話そうか……」

9と4分の3番線という奇妙なホームのこと。
汽車で出会った、ロンとハーマイオニーのこと。そしてスリザリンに入寮して、あの銀色のお姫様と過ごした夢のような日々のこと。

「ガールフレンドか?」
「そうだったら嬉しい」
「可愛いのか?」
「それはもう、とびきり」

ハリーはドラ子・マルフォイのことを語る。
彼女がどれほどまで可憐で、可愛らしいか。
高飛車なところもあるが、それでも根は素直で良い子であること。やや潔癖なところ。

「今度うちに連れてこいよ」
「彼女は魔法族のお姫様だから、この家には来ないと思う。マグルのこと嫌いだし」
「うちも魔法族ならな。そしたらパパもママも少しはマシだったかも知れないのに」
「いや、魔法族にも悪い奴は居るよ」
「そうか。そいつにお前の親は……」

ヴォルデモートのような存在が居る以上、もしもバーノン叔父さんやペチュニア叔母さんが魔法族なら間違いなく闇の魔法使いとなっていたに違いない。ハリーは確信していた。


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