12:1[saga]
2021/03/31(水) 21:23:02.80 ID:5eBPj/GsO
〜
八幡「ってことがさっきあってな。これもう脈ありじゃね? じゃね?」
いろは「戸部先輩並みにウザいです先輩」
八幡「は? あんなチャラくて単純で頭悪そうでコミュ力高くて意外と一途で性格も悪くないリア充なんかと一緒にすんな」
いろは「何で後半べた褒めになってるんですか…………てゆーか先輩、勉強はいいんですか? 出会い頭に資料運びを手伝ってくれるのを申し出てくれたのは嬉しいんですが」
八幡「今更そんな必死になるほどヤバい成績でもないしな。ゴールデンウィークなのにわざわざ登校して生徒会の仕事してる生徒会長をほっとけなかっただけだ」
いろは「ははーんさてはわたしの」
八幡「いや違うから」
いろは「ちょっ、最後まで言わせてくださいよ!」
八幡「お前に振られるシーンなんか平塚先生に見られてみろ。『ああ、やはり比企谷は私に本気でなかったのだな。胸に咲いたこの恋心は一生表に出さないようにしなければ…………』とかなったらどうすんだ? 責任取って平塚先生と結婚させてくれんのか?」
いろは「なんで平塚先生が先輩に好意持ってる前提なんですか……それこそ何度も振られてるくせに」
八幡「そもそも俺の人生自体がマイナススタートだからな。振られてからが本番といっても過言じゃない。こうやって頼れる男アピールしているわけだし」
いろは「やっぱ下心ありありの手伝いじゃないですか。予想はしてましたけど」
八幡「何もしないよりはいいだろ。俺にも一色にも」
いろは「ですけどねー…………あ、ここです。その机の上に置いといていただければ」
八幡「おう。そんじゃ俺は自習室で勉学に励むから。そっちも頑張れよ生徒会長様」
いろは「はい、どうもです」
42Res/45.60 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20