11:1[saga]
2021/03/31(水) 21:21:45.71 ID:5eBPj/GsO
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八幡「ま、結局ゴールデンウィークは奉仕部としては何もしないわけですね」
静「それは前に聞いたが…………ならばなぜ比企谷はここにいる? もうゴールデンウィークに入ったのだから学校に来る必要もなかろうに。家族で旅行とか行かないのか?」
八幡「俺は受験生ですよ。旅行なんて行ってる時間はありません。学校に来たのは自習室を利用するためです」
静「じゃあその『奉仕部活動中。雑用引き受けます』と書いてるボードを殊更私にアピールしているのは何なんだ…………」
八幡「骨休めです骨休め。俺って人助けをしてないと落ち着かないんで」
静「誰も信じない嘘は止めろ。だいたい学校来てすぐここに寄ってるくせに」
八幡「休日でも学校に駆り出されて職員室に詰めっぱなしの平塚先生をどうにか助けたいと思いまして」
静「独身で若手だからこういうのを押し付けられやすいのでな。しかしそれも教師の仕事だ。雑用だからといって生徒にやらせるものではない」
八幡「結構今までやらされてたと思うんですけど…………」
静「そういうわけだからさっさと自習室に行きたまえ。人助けしたいならグラウンドで練習してるサッカー部の手伝いでもしてこい」
八幡「ぼっちで繊細な俺をリア充の中に放り込んで死んだらどうするんですか!? 責任取って結婚してくれるんですか!?」
静「そんな繊細で弱っちい男は白昼堂々と年増教師に告白したりせんぞ」
八幡「ああ言えばこう言う…………」
静「こっちのセリフだ馬鹿者。早いとこ勉強しろ受験生」
八幡「うう、はい…………」トボトボ
静「……………………比企谷」
八幡「はい?」
静「あとで時間出来たら様子を見に行く。サボるんじゃないぞ」
八幡「! はい!」
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