佐々木「これがシュタインズ・ゲートの選択だよ」
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7:名無しNIPPER[sage saga]
2021/03/28(日) 21:11:47.99 ID:gYxSR/SRO
「やれやれ。付き合ってもうしばらく経つというのに、キミは変わらず照れ屋のままだね。まあ、そんなところもキミの魅力だが」
まじまじと佐々木を見る。今なんと言った?
「なんだいキョン。こんなところでじっと見つめるなんて。そういうことは時と場所を」
「佐々木。俺たち、付き合ってるのか?」
「へ? 何を今更……って、まさかそれも忘れてしまったのかい? それは流石に……困る」
困ると言われても困っているのはこちらの方で、そんな風に裏切られたみたいな目をされてもどうしたらいいかわからない。参った。
「佐々木、お前は本当に俺の……?」
「うん。僕はキミの彼女だよ。未来永劫ね」
未来永劫と口にされると、未来から来たという先程の佐々木の宣言が脳裏を過り、そこでようやく、何を変えたのかを理解出来た。
「未来のお前は何故、こんな……」
「理由は定かではないが、僕は未来の自分に感謝しなければならないらしい」
「感謝……?」
「キミと付き合えて、僕は嬉しい」
そう言って微笑む佐々木に、胸が高鳴った。
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