キョン「別に。どうもなってないぜ」涼宮ハルヒ「嘘つき」
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名無しNIPPER
[sage saga]
2021/02/27(土) 22:12:09.53 ID:72mPFGvRO
さて、そのような出来事があった俺の精神状態は到底安定しているとは言い難く、正直昨夜は一睡も出来なかった。ものすごく眠い。
いっそのこと体調不良を理由に学校を休もうかとも思ったが、家に居てもすることがないし、下手に休んで知り合いなんかに見舞いに来られても挨拶に困ってしまう。
ましてや涼宮ハルヒが我が家に乗り込んで来ようものならば、より一層おかしな事態へと発展しかねないと危惧した俺は、素直に登校することに決めた。
以下略
AAS
3
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2021/02/27(土) 22:13:43.70 ID:72mPFGvRO
「……普通に居るな」
涼宮ハルヒが欠席するとは思えなかったが、いざ真後ろの席に座っている姿を目の当たりにすると、少々気遅れしてしまう。
まるで昨日の夜にキャバクラに行って楽しんできた旦那のような心持ちで席に着く。
以下略
AAS
4
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2021/02/27(土) 22:16:27.26 ID:72mPFGvRO
「絶対に押しちゃいけないボタンってあるでしょ? アレと似たようもんよ」
いきなり例え話を持ち出されても通常ならば理解し難いものだが、今の俺ならばわかる。
そして理解すると同時にムカっ腹が立った。
以下略
AAS
5
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2021/02/27(土) 22:18:44.10 ID:72mPFGvRO
「今日は勉強は休みにしよう」
「はいこれ。昨夜作った新しい問題集」
放課後、そう切り出すと涼宮ハルヒはその提案を無視して勉強道具を取り出し始めた。
ハルヒ謹製の問題集を渡されると、わざわざ作って貰った負い目もあり、仕方なく俺はそれを解くしかなかった。とにかく集中しよう。
以下略
AAS
6
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2021/02/27(土) 22:20:43.02 ID:72mPFGvRO
「ハルヒ」
「なによ」
「昨日みたいなことはやめてくれ」
目を見てはっきり言うと、涼宮ハルヒはムッとした顔で睨んできた。なんで怒るんだよ。
以下略
AAS
7
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2021/02/27(土) 22:23:06.50 ID:72mPFGvRO
「じゃあ、今そっちに行くから」
「まあ、待てよ」
手のひらを突き出して待ったをかける。
これ以上、お前の思い通りにしてたまるか。
以下略
AAS
8
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2021/02/27(土) 22:24:45.80 ID:72mPFGvRO
「その前にちょっとトイレに行って来ても良いか? 実はなんだか緊張しちまってさ」
やっちまった。妄言ではなく、失言である。
まさしく100年の恋も冷めるようなことを抜かした俺を、しばらくハルヒはキョトンとした表情で見つめてから、いきなり席を立って急速接近。柔らかな唇が触れる、間際。
以下略
AAS
9
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2021/02/27(土) 22:25:47.57 ID:72mPFGvRO
ぶりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅぅ〜っ!
「フハハハハハハハハハハハハッ!!!!」
ハルヒが嗤うと俺も愉しくなる。不思議だ。
以下略
AAS
10
:
名無しNIPPER
[sage]
2021/03/11(木) 20:25:46.54 ID:sOQLEQ1uo
ゴシックの新作待ってる
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