【咲-Saki-】京太郎「たのしい宮永一家」【微安価】
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67: ◆copBIXhjP6[saga]
2021/01/26(火) 21:59:50.69 ID:lkV5u9hc0
【8月中旬】


――― 都内某所 放送席


実況「さあインターハイ決勝戦もいよいよ大将戦!」

実況「この一週間に渡る長き戦いにピリオドを打つ、選ばれし四人の選手たちをご紹介しましょう!!」

実況「まずは南大阪代表、姫松高校からは三年生......」

まるでプロレス中継のような威勢の良い声がすぐ隣から聞こえてくる。
例年ならここ十年近くコンビを組んできたアナウンサー(32)がここには座っているのだが、あろうことか先月彼女は産休に入ってしまった。
そして代打としてやってきたのがこいつ。一緒に仕事をするには暑苦しすぎるけど、話してみれば結構楽しい男だ。

実況「......そして長野県代表」

実況「二年ぶりの出場を果たした名門、清澄高校から登場―――」

実況「期待の超大型新人、宮永明選手だーッ!」

実況「ところで大星プロ。宮永選手とはお知り合いだとお聞きしましたが本当ですか?」

淡(こういうのって言っても大丈夫なのかな?............まあいっか)

淡「はい。ご両親と古い付き合いで、彼女とも小さい頃から打ってますけど......」

淡「相当強いですよ」

メイは昔から麻雀が強かった。サキとキョータローの娘だし、当然といえば当然だ。
しかしここ数日のメイは明らかにおかしい。その打ち筋は普段とはかけ離れていた―――彼女の十八番であるはずのチャンタ手が殆どないのだ。
その理由を見定めることは、解説席に座る私の目的の一つでもあった。


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