夢の残骸に思いを馳せて
1- 20
9:名無しNIPPER[saga]
2021/01/10(日) 20:16:25.20 ID:rddhOFwr0
自然と自分の頬に暖かい何かが流れる

窓の外に広がっていたのは廃墟の遊園地ではなかった。色褪せた夢の成れの果てではなかった。

そこには、あの日の光景が、まだこの遊園地が華やかだった頃の光景が映し出されていた。

どこまでも透き通った、夕焼けに染まる茜空。どの建物も鮮やかな彩色に彩られ、様々な人々が楽しそうに笑いながら歩いている。


それは、幻覚でも、思い出の投影でも無い、確かに、確かに窓の外にあの日の光景が広がっているのだ。


ゴンドラの扉を開けると懐かしい音楽が、楽しげな声が、遊園地のアナウンスが流れていた。思い出より鮮明に、思い出せなかったところまで


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
15Res/14.32 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice