【シャニマスss】P「福丸小糸はめんどくさい」
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3: ◆3xQXQ8weeA[saga]
2021/01/09(土) 00:03:54.44 ID:qCcD4wow0
冬空の下。年も明け、新春を迎えたというのに未だ年末の亡霊に後ろ髪を引かれている。
境内には人はいない。もうそろそろ初日の出を飾った太陽もお役御免と、景色をオレンジに染めている時間だというのに。
去年にはあった出店やおみくじの賑やかさが嘘のようで。
けれど、その場所には願いの奔流があった。
一面の絵馬。恋の願い。きっとこの思いが届きますようにと祈って書かれた願いの文字。
4: ◆3xQXQ8weeA[saga]
2021/01/09(土) 00:04:33.29 ID:qCcD4wow0
「……小糸」
「そっ、そのっ! わたしのチェイン、読んでくれましたかっ」
「……読んだよ。一番早かった。――あけましておめでとう」
「は、はいっ! おめでとうございますっ!」
5: ◆3xQXQ8weeA[saga]
2021/01/09(土) 00:06:38.84 ID:qCcD4wow0
6: ◆3xQXQ8weeA[sage saga]
2021/01/09(土) 00:07:32.88 ID:qCcD4wow0
「ぷっ、プロデューサーさん!」
「まってくれ。ちょっとくらい現実から目をそむけさせてくれ」
「そっ、そんなに嫌なんですか……?」
7: ◆3xQXQ8weeA[sage saga]
2021/01/09(土) 00:08:49.06 ID:qCcD4wow0
幕間:大体6時間くらいかかった
「えーっと、肉じゃが……豚しゃぶ……角煮……? 玉子焼きと……唐揚げ……煮物も……あっ、揚げ物もいいかも」
8: ◆3xQXQ8weeA[sage saga]
2021/01/09(土) 00:10:28.52 ID:qCcD4wow0
2nd:コーヒーは甘みを中和する
9: ◆3xQXQ8weeA[sage saga]
2021/01/09(土) 00:10:55.27 ID:qCcD4wow0
小糸「プロデューサーさん! またコーヒー飲んでるんですか!?」
P「……ああ」
小糸「もー! ダメって言ったじゃないですか! 昨日寝たのも2時過ぎだったし。ちゃんと寝るためにコーヒー禁止です!」
10: ◆3xQXQ8weeA[sage saga]
2021/01/09(土) 00:11:24.76 ID:qCcD4wow0
P「なんで食べたもの全部知ってるんだ……!?」ブルブル
小糸「調べました!」エッヘン
11: ◆3xQXQ8weeA[sage saga]
2021/01/09(土) 00:13:04.22 ID:qCcD4wow0
P「調べたじゃねーよ怖ぇよ!?」
小糸「ぴぇっ!?」
P「なんで俺も忘れてるようなとこ覚えてるの!? つかなんで全部記録してるんだよ!?」
12: ◆3xQXQ8weeA[sage saga]
2021/01/09(土) 00:13:35.70 ID:qCcD4wow0
P「ただ俺と小糸って付き合ってないよね?」
小糸「」
13: ◆3xQXQ8weeA[sage saga]
2021/01/09(土) 00:15:23.66 ID:qCcD4wow0
P「……だよ、な?」
小糸「ぴぃっ……」
P「……小糸?」
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