【シャニマスss】P「福丸小糸はめんどくさい」
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4: ◆3xQXQ8weeA[saga]
2021/01/09(土) 00:04:33.29 ID:qCcD4wow0
「……小糸」
「そっ、そのっ! わたしのチェイン、読んでくれましたかっ」
「……読んだよ。一番早かった。――あけましておめでとう」
「は、はいっ! おめでとうございますっ!」
きっと、勇気を絞り出してきたのだろう。ぷるぷると震える両手は、迂闊な行動を自制するための枷のようにも、望まぬ結果を恐れた幼子が、緊張から震えているようにも見えた。
「大事な話、あるんだろ?」
「……はい」
「そっか」
「……ずっと、伝えたかったんです」
「……小糸は、さ」
「……」
「絵馬、書いた?」
「……は、ひゃいっ」
「……そっか」
その心情はうかがいしれない。神様にお願いしたことを、明かされる前に聞くのは無粋だろう。
だから、わからないままでいよう。何を告げるのか、何を成すのか。どれくらいの強さで、どれくらいの鋭さなのか。
けれど、でも。
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