【チェンソーマン】「租唖」についての授業を始めます
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7:名無しNIPPER
2021/01/04(月) 22:28:18.27 ID:xv4bpZRfO
 言葉が変わること自体は悪いことではありません。しかし、周りが下品な言葉ばかり話していては、自分もどんどん影響されていって、やがては皆が下品な言葉しか使えなくなってしまうでしょう。文章についても同じです。売られる本はやがて、「人の命を永久にこの世界に戻ってこれなくするような行い」「依存性を持ち人の心身に著しい回復不能な傷を残してしまうような化学物質」について書かれた、美しくない本で溢れかえってしまうことでしょう。
 内容が美しく正しいものだったとしても、読みにくく文法がめちゃくちゃな本が混ざるのを許してしまっていては、やはりどんどん読みにくい本が増えていってしまうでしょう。読みやすく整った文章を書くのは難しく、整った文章を沢山読んで、沢山書いて、初めてできるようになるからです。

 そして、人々が言葉を好き勝手に使っては、社会もひどいことになってしまいますね。子が親に、生徒が先生に、身分が卑しい人が高貴な人に、民衆が政をとり行う方々に、あれこれ勝手にダメ出ししてはどうなるでしょう?社会の秩序はめちゃくちゃになってしまいますね。
 「言葉」の持つ力は、とてもとても大きなものです。私は今こうやって教壇に立ち、皆さんに授業をしていますが、これは私が「教員免許」を持っているから許されることなのです。免許もないのに、でたらめなことを勝手に教えてしまっては皆さんにとっては大迷惑ですよね。

 教師に限らず、小説家にしろ作詞家にしろ歌手にしろアナウンサーにしろ「言葉を扱う」仕事は、どれも免許を取らなければなりません。彼らがきちんと試験に合格して、「美しく正しい言葉」を操れると国から認められているからこそ、私たちは安心して彼らの小説を読んで歌やニュースを聴くことができるのです。そうでなければ、私たちの心にどんな良くない影響があるか、分かりませんものね。

 これは寺沢さんが言ってくれた「人を傷つけてしまう」ことと重なりますね。言葉が人の心に与える力は本当に大きなものです。


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