89: ◆8TImjtGSKs[sage]
2021/02/09(火) 22:09:36.96 ID:5dG4fBjuO
「ホホッ!」
鳴き声と共に、さっきまでの軌道に残っていた葉っぱが全て向きを変える。
そして、刃物のようにメッソン目がけて──
90: ◆8TImjtGSKs[sage]
2021/02/09(火) 22:10:44.37 ID:5dG4fBjuO
善子「出た出た、ずら丸のお得意戦法。
はっぱカッターに注意を向けさせて、砂煙から抜け出したモクローと挟み撃ち」
ルビィ「でもこれでチャレンジャーさんも、真っ向勝負は難しいって感じた筈」
91: ◆8TImjtGSKs[sage]
2021/02/09(火) 22:11:27.12 ID:5dG4fBjuO
花丸「はっぱカッターで迎え撃って!」
「ホーーー!」
みずでっぽうが遮られ、発射地点にはっぱカッターが飛来する。
だが、メッソン本体に当たることはない。
92: ◆8TImjtGSKs[sage]
2021/02/09(火) 22:12:36.59 ID:5dG4fBjuO
直後。モクローの姿が何匹──いや、優に30匹は居る──にも膨れ上がる。
おびただしい数のモクローが、空中に舞っていた。
歩夢「え……!?」
「メソ……!?」
93: ◆8TImjtGSKs[sage]
2021/02/09(火) 22:13:28.56 ID:5dG4fBjuO
ズ┣¨┣¨┣¨┣¨ドッ!
残った分身も含めて、光の筋がバトルコートを直撃する。
歩夢「避けて!」
94: ◆8TImjtGSKs[sage]
2021/02/09(火) 22:14:20.09 ID:5dG4fBjuO
「ホホー」
歩夢「っ……」
鳴き声の方に目を向けると……また、エネルギーを集めるモクローとそのかけぶんしん。
95: ◆8TImjtGSKs[sage]
2021/02/09(火) 22:15:25.92 ID:5dG4fBjuO
「頑張れー!」
歩夢「──えっ?」
96: ◆8TImjtGSKs[sage]
2021/02/09(火) 22:16:09.07 ID:5dG4fBjuO
歩夢「行くよ……ダイマックス!」
ジムの上空に、赤黒い暗雲が渦巻き始める。
「メェェェソォォォ!」
97: ◆8TImjtGSKs[sage]
2021/02/09(火) 22:16:49.30 ID:5dG4fBjuO
花丸「モクロー、まだやれるずら!?」
「ホ、ホー!」
かげぶんしんは全て掻き消え、残っているのは本体のモクローただ1匹。
98: ◆8TImjtGSKs[sage]
2021/02/09(火) 22:18:06.58 ID:5dG4fBjuO
歩夢「……」
バトルが終わって、元のサイズに縮んで行くメッソン。
暗雲が晴れ、バトルコートに降っていた雨もやんでいく。
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