43: ◆8TImjtGSKs[sage]
2021/01/01(金) 20:41:10.53 ID:yjJ7DZoqO
愛「……っははは! なーんだ、そんなことか」
歩夢「ちょ、ちょっと……」
私の様子を見て、愛ちゃんが笑う。
愛「歩夢、メッソンの視点に立ってみてよ」
歩夢「メッソンの?」
愛「あの時メッソンは火に囲まれていて、正面にはヒバニーが立ってたんだよ?」
愛ちゃんに言われて、あの時の様子を思い描く。
歩夢「あ……そっか」
せつ菜「その状況だと、メッソンからは川が見えませんね」
メッソンには最初、指示の意図が分からなかったんだ。
私が川のことを教えてあげれば、メッソンはすぐに動けたんだ。
歩夢「……」
愛「心配しなくていいよ歩夢。旅は始まったばっかりなんだからさ」
歩夢「で、でも……」
せつ菜「歩夢さん、誰しも最初はそういうものです。
それに、川に飛び込んでからは的確な指示を出せていたじゃありませんか」
愛「そうそう、メッソンもきちんと応えてくれたしね。
歩夢はよくやってる方だよ……って、アタシも駆け出しトレーナーだから、あまり偉そうなことは言えないけど」
112Res/106.96 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20