42: ◆8TImjtGSKs[sage]
2021/01/01(金) 20:40:15.21 ID:yjJ7DZoqO
愛「うぇっ、こんなこと出来たの!?」
歩夢「カモフラージュがどのくらいかは分からなかったけど……
本当に見えなくなるんだね。私もビックリしちゃった」
せつ菜「ええ。話には聞いていましたが、想像以上でした。
なので、とにかくヒバニーには射程の外まで退避を指示したのですが……」
愛「そこは歩夢の方が一枚上手だった、ってワケだね」
歩夢「だけど……ちょっと気になることがあるの」
せつ菜「どうかしましたか?」
歩夢「川に飛び込む前、メッソンはずっと心配そうだったんだ。
私の指示に、すぐには従ってくれなくて……」
「大丈夫」と念を押して、ようやくメッソンは跳んでくれた。
あれがなければ、確実に負けていただろう。
歩夢「あ、えっと……」
口から出る筈の言葉が、上手くまとまらない。
まとまらないけれど、私の中に根付いているのは不安の2文字。
こんな調子で、メッソンを勝たせてあげられるのか。
こんな調子で、トレーナーとしてやっていけるのか。
そんな、不安。
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