梨子「久しぶりに音ノ木坂に来た」
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49: ◆3m7fPOKMbo[sage]
2020/12/30(水) 11:46:27.16 ID:idrw2zS50
二日後 病院にて

ルビィ「……この病室、みーんなAqoursだね…あはは」

善子「なにがアハハよ。ルビィ以外全員入院って」

花丸「仕方ないずら。頭部打撲も最低安静ずら。それ以外の傷もあればもっと」

千歌「千歌と曜ちゃんも手と足の骨にヒビあるしね…」

果南「私たちや梨子はアバラもおまけでついてきたよ」

鞠莉「けど、善子に比べればマシよ。良かったわね、善子。牛刀がすぐに摘出出来て」

善子「お陰で手の平に穴が開いてるけど。両腕も動かせないし、最悪だわ」

善子「破傷風にならないかも心配よ、カラスに何回ついばまれたか…」

鞠莉「けど、善子が悪魔祓いの経験あって本当に良かった」

善子「…まあね。必要に迫られて、よ。少しイタリアに行ってたのはそれが理由」

鞠莉「あら、そうなの?」

善子「悪魔祓いの経験ある人って少ないから、その経験を聖職者たちに話したりしてたの。まあ、浦女みたいなミッション系の学校に呼ばれてそういう話するってのもあるけど…」

ルビィ「善子ちゃん、そういう話は配信ではやらないの?」

善子「洒落にならない話の方が多いから余計に面白半分でやる話じゃないの。けど」

善子「悪魔祓いに関心持ってくれる人って日本だと大抵子供しかいないのよ…」

善子「お陰で今じゃシスター・ヨハンナは天才美少女エクソシストとしてその手の子供たちのアイドルよ。全然嬉しくないわ」

鞠莉「…だからヨハネなのね。今、わかったわ」

果南「どういうことさ?」

鞠莉「ヨハネの女性形がヨハンナなのよ。だから本来は…堕天使ヨハンナが正しい形ね」

善子「洗礼名をそのまま堕天使の名前にするのは不味いでしょ」

善子「おじいちゃんが、付けてくれたのよ。小さな太陽、ヨハンナって私の事を呼んでたわ」

ダイヤ「……あの悪魔の言っていた、おじいさま、ですか」

善子「ええ。私が前にあいつと戦った時の事。その時からよ」

善子「私が堕天使ヨハネになったのは。けど…」

善子「そんな私を、また小さな太陽にしてくれたのはAqoursよ」

善子「私を輝かせてくれた、太陽が皆」


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