39: ◆3m7fPOKMbo[sage]
2020/12/30(水) 11:31:05.81 ID:idrw2zS50
べぎっ ばぎっ がっ べしっ がいん
ずんっ べごっ ごん ばりっ ごいん
善子「……もう終わり?」
ルビィ?「ここまで叩きつけて、まだ喋れるんだぁ? いつかと大違い、おじいちゃんを食べないでって泣きべそかきながら十字架握ってたのにねぇ?」
善子「あの頃とは違う」
ルビィ?「じゃあ、おじいちゃんに会いに行ってきなよぉ」にまぁ
ルビィ?「ほらほらほらぁ!!」
善子「あ……が……」
善子(心臓の鼓動が、止まった。いや、違う)
善子(この悪魔は、念力で。私の心臓を、止めやがった)
善子(あの和菓子屋のお姉さんの時よりも遥かに強い、いや、ルビィの身体がそこまでこの悪魔に合っていたのか)
善子「が…ぁ……き…が……」
善子(そして視界が白くなり、痛みも感じず)
善子(冷たくなっていく)
ドサッ
ルビィ?「うん…他にもいい餌があるちゅんなぁ。こっちの二人はあーとーでー♪」ダっ
ダイヤ「……うっ…」
ダイヤ「はぁっ…はぁっ…」フラフラ
ダイヤ「善子さん…善子さん!」ゆさゆさ
ダイヤ「……なんてこと…心臓マッサージ、心臓マッサージ…」
花丸「ダイヤ…さ……」
ダイヤ「花丸さん…届いてましたわ」グッグッ
花丸「おら、なにも……」
ダイヤ「何もできなかったのは私も同じ…善子さんが来なければ、私も花丸さんも…止血を手伝ってください! 救急箱が棚の上に!」
花丸「はい……」
花丸(あちこちの傷の止血をしていく。その間にも救命措置を続けるダイヤさん。ダイヤさん自身も三日間、悪魔と一人で戦い続けたのだ、だが、それでも溢れそうな涙をこらえながら、ダイヤさんは善子ちゃんを蘇生しようと試みる)
ダイヤ「善子さん、戻って来なさい。あなたもまた、あなたが守ろうとした太陽なんですのよ」
花丸「……お酒と、塩…まだ残ってる」グッ
ダイヤ「花丸さん、ルビィを追いかけられますか?」
花丸「大丈夫、ずら」
ダイヤ「…善子さんと、二人で追いつきますわ」グッグッ
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