37: ◆3m7fPOKMbo[sage]
2020/12/30(水) 11:27:31.55 ID:idrw2zS50
メキメキメキメキ
???「……ふふ」
ルビィ?「なじむなじむなじむ実になじむぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ! 最高最高最高最後の最高!」
善子「ルビィから離れなさいっての!」
ルビィ?「おおっと、効かないよ?」バッ
善子(衝撃波!?)
バシーン!!!
善子「あ……が…」
善子(頭部から強かに壁に打ち付けられ、意識が飛びそうだ。それでもロザリオを放さないでいたのは奇跡で、それをルビィに向けようと、手を伸ばし――――――――)
ルビィ?「かんたんかんたーん! こんなことだってかんたーん!」
ヒュッ ザクッ
善子「ぎゃああああああああああああああああ!!!!!」
善子(ロザリオを握っていた左手の、手の平を貫通して甲から生えていたのは、先ほど悪魔が持ち出した牛刀だった)
善子(念力だけでそれを成しえた、ダイヤに取り付いていた時より遥かにやばいと認識できる。気絶しているダイヤ、手負いのずら丸を守りながらこんなルビィと戦うなんて)
善子(ダメだ、立ち上がれ、津島善子。お前が今、立たずとして、誰がAqoursという太陽を守るんだ)
善子(私があの日堕天使となったのは弱かったから。それでも、また小さな太陽として戻る為に、戦え)
ルビィ?「ぼんやりしちゃだめだってぇ、善子ちゃん? ほらほら〜」
善子「!?」
善子(窓を次々と突き破り、ミサイルのように降り注いできたカラス)
善子(本来そんな動きをする筈のない無数のカラスは、それそのものが物量弾として、鋭い嘴が矢として)
善子(花丸とダイヤの前に飛び出すと、カラスは私の体を次々と射抜いた)
善子(右肩に始まり、左の太もも、右足の甲、更には左の肘当たりは肉を引き千切られた)
善子(だが、中でも鋭い嘴の一撃が、左の脇腹に突き刺さったのだけは不味い)
善子「ああっ……!」
善子(沁み出る血、激痛、痛みが意識を飛ばしそうになる中で、どうにか立ち上がる。左腕もろくに使えない、右も肩へのダメージで稼働率が怪しい)
善子(取り落したロザリオを右手で拾い上げるも、水平に向ける事すらも難しい)
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