15: ◆3m7fPOKMbo[sage]
2020/12/29(火) 10:10:12.32 ID:A9598kCr0
花丸(手の痛みと、ルビィの涙が――――――――――――)
花丸(マルを、拾い上げる。終わりなき怒りから)
花丸(ダイヤさんが、憑りつかれたのだ。まだ、危機は、去っていない)
花丸「…ごめん、ルビィちゃん…」
ルビィ「う、ぅぅ…」
花丸「……」ひしっ
花丸「……ダイヤさんを、助ける」
花丸「そうずら……ダイヤさんを、助けないと」すっく
花丸「マルはお寺の子……悪いモノを封じなければいけないずら」
ルビィ「花丸ちゃん…」
花丸「待ってて。ダイヤさんを必ず助ける」
花丸(それは、一つの灯火だった)
花丸(マルの中で灯った、希望の灯。専門家でもなんでもない、だけどマルは寺の子)
花丸(それだけが、マルを動かした)
ルビィ「…花丸ちゃん、手当しよ?」
花丸「うん……」
土曜日夜
鞠莉「グッドイブニング……」
ルビィ「鞠莉さん!」
花丸「ルビィちゃん、塵取りで食器の欠片集める時はよそ見しちゃダメずら」
鞠莉「Oh…修理の手配は?」
花丸「土曜日なのでまだ…」
鞠莉「OK、手配しとくわね」
ルビィ「その、悪魔祓いの方は…」
鞠莉「今、全力で探してる。それと、持ち込んだ業者の事ですけど、名刺とか残ってない?」
鞠莉「黒澤家にここしばらくで出入りした人も少なくないから、ローラーオペレーションだと、ベリータイムロスになりそうなの」
51Res/81.26 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20