高森藍子「加蓮ちゃんたちと」北条加蓮「生まれたてのカフェで」
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3:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/25(金) 20:43:06.85 ID:mOMWMpAw0
「じゃあ私、先に入って藍子に知らせてくるから――」

と言ったら、看護師さんが左手で私の額をはたいた。

「った……。何よ」
「何よ、じゃないの。加蓮ちゃんも、招待状を受け取った立場でしょう? みんなと一緒に入らなきゃ」

ホント、お説教の好きな人。
分かってはいても、普段の人間関係より半歩遠い距離を保ってしまう。苦手意識ってヤツ?
なんて言ったら、藍子にまた怒られちゃうのかな。いつまで嫌い嫌いって言ってるの! なんてっ。

見慣れた病院の制服の代わりに、近くのデパートで目を瞑ってテキトーに選んだような上下服を身に纏う看護師さんは、未だジタバタするそーちゃんの首根っこを掴んだままでいる。
昔は私も、ああしてイタズラしてはつまみ出されてたなぁ……。
鬼のような怖い顔。でも、どこか楽しそう。


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