7:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/24(木) 05:43:12.53 ID:uyzFntxd0
その翌日、学校に登校すると、俺は早速豊橋に声をかけた。
「なぁ、サンタクロースっていつまで信じてた?」
それは昨日読んだライトノベルの冒頭の文と重なる部分が大いにあったけれど、なにぶん俺は周りに影響されやすい性格なのだ。十年物の皮下脂肪とそれに付随する鈍感? それについてはまた別腹だ。
何はともあれ、そんな俺の言葉を聞いた豊橋は目をぱちくりと一度瞬かせた。初めて見た反応だった。
「……辰野君って、食べ物の話以外もできるんだ」
「なにっ」
そしてなかなか結構なことを言われた。こいつは俺をなんだと思っているのだろうか。……あ、食べ物のことばっか考えてるブタか。まぁ、うん、確かにそれはしょうがないかもしれない。
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