40:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/24(木) 06:16:45.92 ID:uyzFntxd0
「なに速攻で諦めてんだよお前、今できることを探せよ!」
「で、でも……」
「でももヘチマもデブもねーんだよ、こういう時は友達頼れよ!」
「とっ、とも、だち……?」
困惑と驚愕を半々に混ぜたような言葉が聞こえた。あれ、やっぱり友達だと思ってるの俺だけ? なんてちっぽけな不安を蹴り飛ばす勢いで、俺はペダルを踏み込む。冷えたアスファルトの上をタイヤが転がる。
豊橋が後ろにいるからか、相変わらず世界は遠巻きだ。そのおかげでスムーズに自転車は進む。これなら本当に三十分もかからないかもしれない。
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