【オリジナル】クリスマス・ヒーロー
1- 20
3:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/24(木) 05:39:40.34 ID:uyzFntxd0

 豊橋は、クラスでは“触れてはいけない人”のような立ち位置を確立していた。

 触れてはいけない、と言っても、彼女は嫌われているわけではない。むしろその逆だろう。

 私のような人間がそう軽々とこの人に話しかけていいのだろうか……とは、前回の席替えで豊橋の隣の席になった女子生徒の言葉である。それに「わかる」と神妙に頷く女の子がたくさんいた。

 豊橋と話す時だけ異様に緊張するんだけど……とは俺の男友達の言葉である。それに「それな」と強く頷く野郎どもがたくさんいた。

 だから俺も豊橋の空気にあてられて畏れ多くて萎縮する……なんてことはなかった。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
60Res/53.20 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice