ターニャ・フォン・デグレチャフ「なんだね、その顔は? 実に私好みだな」
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1:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/13(日) 20:59:52.73 ID:C+uG+/DqO
「セレブリャコーフ少尉」
「はい、なんでしょう?」
「貴官は軍人になって後悔はしてないか?」

ある日、少佐殿にそう尋ねられました。
いきなりの質問だったので最初は何を仰っているのか理解しかねましたが、私の所属する第二〇三航空魔導大隊の指揮官であらせられるターニャ・フォン・デグレチャフ少佐はまだ年端もいかぬ幼女であり、自らの将来に不安を抱いているのだろうと察して、そのことを考慮した上で私はこう答えました。

「軍人にしかなれぬ者もおります故」

すると目を丸くした少佐殿は自嘲げに笑い。

「私のようにか?」

そう語る目の前の幼女の出自を、私は詳しく知っているわけではありませんが、ある程度のことは知っているつもりで話を続けます。

「少佐殿こそ今ならばまだ違う未来も……」
「ない。私の未来は運命付けられている」
「少佐殿……」

運命という言葉を用いて断言する少佐殿の美しい青い瞳を見つめていると、その視線に込められた覚悟の強さと儚さに居ても立っても居られず、思わず抱きしめてしまいました。

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2:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/13(日) 21:02:19.31 ID:C+uG+/DqO
「……なんのつもりだ、少尉」

私の胸に埋もれて、不機嫌そうに無礼を咎める少佐殿に反射的に謝罪しかけましたが、ここで離してなるものかとばかりに抱きしめる力を緩めずに苦しい弁明をしました。

「失礼。少々、立ちくらみが……」
以下略 AAS



3:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/13(日) 21:04:07.82 ID:C+uG+/DqO
「な、なな、なにゅを……!?」
「少佐殿のお尻を鷲掴みにしました」
「ひ、開き直るな!」

こうなったらとことん揉んでやりますとも。
以下略 AAS



4:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/13(日) 21:05:58.94 ID:C+uG+/DqO
「少佐殿は幼女であらせられるのですから、もっと幼女らしい反応をしてください」
「む、無茶を言うな……!」
「お姉ちゃんもうやめて、と言ってくれたらやめてあげないことも無きにしも非ずです」

我ながら頭の煮えたぎったわけのわからない要求をすると、意外にも素直にこの幼女は。
以下略 AAS



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