21歳社会人3年目僕「今年こそサンタさんに会いたいな♪」 後輩♀「きもっ」
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4:名無しNIPPER[saga]
2020/12/06(日) 20:59:42.76 ID:Ydc63iUb0

「まあ、普通なら親でしょうね。でなければ、恋人―――私からとか」

「そう。でも僕が、期待しているのはそれじゃない」

以下略 AAS



5:今日はここまで[saga]
2020/12/06(日) 21:01:45.11 ID:Ydc63iUb0

「いや、そうじゃない―――」

 さあ、ようやく準備は整った。ここまでで、ようやくスタートライン。
それじゃあ、そろそろ物語の幕を開こうじゃないか。
以下略 AAS



6:名無しNIPPER[sage]
2020/12/07(月) 01:08:20.79 ID:FvRq+0Y80
きたい


7:名無しNIPPER[saga]
2020/12/08(火) 20:51:03.55 ID:yPzLPOG40
 いや、みなまで言わなくてもわかっている。僕は、高校卒業後すぐに勤めだして社会人3年目の21歳。

 そんな男が、いまだにサンタクロースを信じているなんて告白したら、そりゃあ誰だって困惑する。

 たとえ聡明で、徹底した現実主義者である彼女であっても言葉につまるのは致し方のないことだ。だから僕は、可能な限り彼女の理解が追いつくよう丁寧に話をすることにした。
以下略 AAS



8:名無しNIPPER[saga]
2020/12/08(火) 20:51:30.73 ID:yPzLPOG40

 もちろん、世間一般に、サンタクロースの正体が両親であることは僕も理解している。でもサンタの存在は、僕にとって確定的に明らかなことであり、それをキミにも共有してほしいんだ」

「つまり、先輩は私にもサンタが実在することを信じてほしいというわけですか」

以下略 AAS



9:名無しNIPPER[saga]
2020/12/08(火) 20:51:57.73 ID:yPzLPOG40

「悪魔の証明ってやつだね。しかし、僕の短い人生21年の間に起きた事を鑑みるに。僕に限ってはサンタは存在すると言えるんだ」

「ふふん。なかなかに面白そうな話ですね」

以下略 AAS



10:名無しNIPPER[saga]
2020/12/08(火) 20:52:24.80 ID:yPzLPOG40

 そんな、彼女だからこそ本格的な非日常に強い関心を示すのだ。

 そして、その性向は実生活でも十分に発揮され。彼女は在学中に、いくつもの事件を解決し、校内ではちょっとした名探偵として知られていた。

以下略 AAS



11:名無しNIPPER[saga]
2020/12/08(火) 20:52:57.35 ID:yPzLPOG40

「それじゃあ、先輩がそういう妄想に至った原因を聞かせてみてください」

 よしきた。

以下略 AAS



12:名無しNIPPER[saga]
2020/12/08(火) 20:53:30.27 ID:yPzLPOG40

 彼女は、口元に手をあて眉根に皺を寄せた。僕に、何を聞くべきか考えているのだろう。

「聞く限り、先輩に見つからないように先輩の祖父母がプレゼントを仕込んだと考えるのが妥当だと思います。部屋の合鍵だって渡してあるんでしょう? ―――しかし、先輩はそうではないと考えている。その理由は何ですか?」

以下略 AAS



13:名無しNIPPER[saga]
2020/12/08(火) 20:54:52.13 ID:yPzLPOG40

「『犯人』ではなくサンタクロースね」

 彼女は、「これは失礼」と舌を出して見せた。

以下略 AAS



14:今日はここまで[saga]
2020/12/08(火) 20:55:23.61 ID:yPzLPOG40

「このサンタからのプレゼントは、イブに僕と同じ部屋で床についた人すべてに贈られるんだ。

 つまるところ、僕が中学1年生のお祝いに祖父から書斎を譲り受けるまで、僕と祖父母は同じ部屋で川の字になって寝ていたわけなんだけど。当然、条件を満たした祖父母にもサンタからプレゼントが届けられていたってわけさ」

以下略 AAS



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