白雪千夜「アリババと四十人の盗賊?」
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53:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/01(火) 23:40:01.11 ID:6NLLeJ5C0
「はい」
 文香は首を傾げ、その為に大きな瞳が露わになった。《そう≠「えば》とは、どう≠ィっしゃったのでしたっけ――というような表情だ。

「ん…… 《ところで》と言うべきでした」言葉の女神に釈明してから、「読書のお邪魔をしましたね。すみませんでした」
「いえ…… 只今のこうした機会にこそ、代え難いものは、ありますから。読書ならば、また時間を作ればよいのです」
「そうでしたか」
「……それより、その…… お見苦しい所を」
「そのようなことは…… 毅然としていましたよ。アイドルだな、と思いました」
「そ、そうでしょうか」
「ええ。それで、時間を奪ったお詫びにはなりませんが、今でしたら本を読んでいて頂いて構わないのですよ」



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