白雪千夜「アリババと四十人の盗賊?」
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42:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/01(火) 23:29:06.32 ID:6NLLeJ5C0
 彼女は深い思索の視線と暫時の逡巡を表した後、
「マグカップ…… でしょうか。……プロデューサーさんの」
「あはっ、名探偵♪ なんでかな?」
「今の時間からの買い物…… というのは、急ぎの用を暗示するものです。買い求めるのは、明日にでも使う物…… 千夜さんの傷が傍証となるのなら、それは今日使う物でもあったかと。強引な帰納ですが、日常使う物、それが壊れ、早急に利便を回復しなければならないのだと、ひとまず仮定しました。

 それから、渋谷や銀座ではなく、お台場という地を決めて指した事から、お二人は、出来るだけ同じ物を、買い戻そうとしているものだと、考えられます。加えて、傷が手の平についている事から、千夜さんがこれを、壊れたのち、一度拾い集めたものだと思われました。これらは、対象の物品の需要が、機能性のみならず、意匠にも基づいている事の証左かと。それも、分かりやすい絵柄などではなく、態々組み立て、読み直し、記憶を新たにしなければならなかったような、英文プリントの類があしらわれている物では…… と。私には、プロデューサーさんのマグカップが、連想されました」



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