白雪千夜「アリババと四十人の盗賊?」
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150:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/02(水) 01:53:13.22 ID:tRJaplXx0
 それから、口を開いた。
「文字列が循環して前後を特定する手段がないなら、これは順序を必要としない情報なのかも。《一回ずつでいい》というのもヒントになるでしょう。つまりこの二つは並列して処理すべき、アルゴリズムそのもの…… そう考えれば、2は換字を指示するtoとも解釈出来る。toでは一筆書き出来ないのを嫌ったのでしょう。
 WtoL、RtoC。WをLに、RをCに…… ふむ」
 思い当たって、スマートフォンで検索を始める。

「ええと、そうすると、置き換え元の暗号文の方が必要で……」
 都が辺りに目を配り出す。
「文字列が表すのが復号のアルゴリズム単体だとしても、このメッセージが持つ情報はそれだけではありません。
 いわば文字そのもの、いえ、文字を書くペン、……というか。
 記述の方式それ自体が暗号なのだとしたら?」
「文字そのもの……」


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