135:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/02(水) 01:41:46.07 ID:tRJaplXx0
戻って来た彼は紙パック――アイスコーヒーと、果汁100%オレンジジュース――を手にしながら、黒と蒼、二つのカップに首を傾げた。
「断熱ねぇ。じゃこっちか? でも、ガラスの方が映えるよなぁ」
千夜は呆れて、
「はあ、まったく幸せですね。そんな事で悩めたものだ」
「悩むよ。だって二つもあるんだ。前は一つだったよ」
彼は笑って、
「なあ、千夜。増えたな」
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