白雪千夜「アリババと四十人の盗賊?」
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108:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/02(水) 01:21:04.82 ID:tRJaplXx0
 淡々と彼女が語る程、千夜は身の毛がよだつようだった。ハッタリだ、バーナム効果だのショットガンニングだのいうやつだ、と自分に言い聞かせようとしたが、きっともう心で諦めていた。それこそ恐ろしいぐらい、志希は千夜の内面を暴き立つつある。

 今一度、強く拒むと、意外に手応えもなく解放された。振り返り、相対する形になる。
「知ったことではありません、匂いがどうだろうと。そろそろ稽古に戻らなければなりませんから、失礼します」
「何故?」
「……何故?」
「そんな嫌なキモチになってまで何故、どうして、それを続けようとするの?」

「理由など…… 辞めれば皆さんに迷惑が——」



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