74: ◆3m7fPOKMbo[sage]
2020/11/30(月) 23:05:00.75 ID:q9fUR5lJ0
バギッ ベキッ
かすみ「!」ドサッ
彼方「っ!」バタッ
かすみ「ずいぶんクソザコナメクジなパンチじゃないですか、せつな先輩」
せつ菜「……栞子さんを見てください、こんなにやつれてしまって…しずくさんも……」
せつ菜「それなのに…そんな結末になると分かっててあなた達は!!!」
かすみ「じゃあ誰が責任をとるってんです!? 優しくて、皆の味方で、それでいて常に一生懸命考える先輩を滅茶苦茶にして心をぼろぼろにして、仲間を傷つける事すら辞さない選択肢をとってそれで内心傷付いても進むしかないようになってしまった先輩に! 向き合いもしない臆病者がガタガタ言える立場ですか!? 言ってみてくださいよ、せつな先輩! ええ!」
バキッ
かすみ「ひでぶっ!」
せつ菜「向き合っていながらハイハイいう事聞くだけしかできてない! 臆病者はどっちですかね、かすかす!」
愛「せっつー!」
果林「せつ菜、やめなさい!」
せつ菜「ふーっ、ふーっ!」
かすみ「どうしました、ほらほら殴るもんなら殴ってみますかね? 先輩を天使の顔をした悪魔にしたのは誰だ?」
彼方「そうだね…パンドラの箱を開けちゃったのは誰さ。誰がそんな風にしたのさ!?」
せつ菜「……ふざけんなっ!!!!!!!」ガシッ
せつ菜「自分だけが苦労背負ってる顔して! 私が! 私が何の感情も抱かない申し訳ないとも思ってないとか思ってるんですかね!!!!!!! 冗談じゃない! 私だって! 私だってただ眺めてるしかできなくて、それでいざそうなったらこうして頼りきりで!」バキッ
かすみ「っ……だからクソザコナメクジなパンチなんですよ、せつ菜先輩は…」ツー
愛「せっつー、やめて!」
果林「やめなさい!」
せつ菜「離してっ、離してくださいよっ!」
かすみ「何回だって言ってやる! 怯えて頼りきりで、それでいて怖くて震えてましたって開き直りながらそれの何が悪いって逆切れしてるだけでしょうが!」
せつ菜「―――――――――――!!!」
エマ「かすみちゃん、やめて!」ガッシ
かすみ「かすみんだって同じだ、だけどせつ菜先輩も情けないよ」
せつ菜「こんな情けない私が……こんな何もできないダメダメな私をまだまだ応援してくれてる彼女に! 何の思いも抱かないって思ってたんですか!? どうして言ってくれなかったんですか! そんなになってしまってるって! 間違ってるって分かってるならなぜ止めない! なんで私たちに言わない! なんで私たちを…私たちを……うわぁああああああああああ…」ボロボロ
璃奈「せつ菜さん…」
歩夢「落ち着いて。せつ菜ちゃん、ね?」
せつ菜「うぅ……ヒック…ヒック……」ボロボロ
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