73: ◆3m7fPOKMbo[sage]
2020/11/30(月) 23:03:46.98 ID:q9fUR5lJ0
歩夢「あの子は何を考えているの!? かすみちゃんしかありえないの! あの騒動もあの子がかすみちゃんにやれって言ったんだね!?」
栞子「え…」
せつ菜「え」
エマ「あ、歩夢ちゃんどうしたの? あの子が…」
かすみ「……」
歩夢「わかるよ、だって、あの子は。責任感が強いけれど、その強さがあるから、時として間違った方向に全力で進んでしまう」
彼方「ああ、そうか。だからあの時、歩夢ちゃんだけいなかったんだね」
エマ「あの時?」
彼方「最初にこの部屋に来た時、歩夢ちゃんだけ、部長は呼ばなかった。そしてかすみちゃんだけ残した。つまりその時に…」
かすみ「彼方先輩の言う通りです。その時に聞かされました」
かすみ「環境が用意できなくて奪われたのなら、こっちがその環境ごと奪ってやろうって、つまり」
かすみ「いらないのはアンタだ、ランジュ」ギロッ
せつ菜「じゃあ、先輩に裏切られたと言っていたのは…」
かすみ「演技です。しず子には、悪い事をしたって思ってます」
せつ菜「あの時、騒ぎを起こしたのも…」
かすみ「先輩の指示です。しず子としお子を止めて、ランジュも怯えさせる。そうすればランジュはますます先輩に心を開く。それが利用されてるとも知らずに…先輩は高笑いが止まらないでしょうね」
彼方「だけど、その行き先は地獄だね」
かすみ「否定しません、彼方先輩。最初に聞いた時で既に、そうなるってわかってました。うまく行くはずない、ただの自爆だって」
彼方「うん、彼方ちゃんも盗み聞きしててそう思った」
せつ菜「お二方、今なんと?」
かすみ「行き先は地獄だって分かってました」
彼方「うん」
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