71: ◆3m7fPOKMbo[sage]
2020/11/30(月) 23:01:24.41 ID:q9fUR5lJ0
廊下
ランジュ「ミア、待って。お願い…違うの」
ミア「なにが違うのさ? ランジュ、君はいつもみたいに好きなだけ遊んで飽きたらポイ。それを繰り返してたのと一緒だよ。ランジュ自身がそうされる側になったって事だけの話だよ」
愛「そ、そんなの…」
果林「ミア、いくら何でもお姉さん怒るわよ?」
しずく(なんで走ってきたんだっけ…)
栞子(ミアの言葉が聞こえませんね…音すらも最近は)
ミア「ランジュの代わりなんて、幾らでもいる。果林や愛たちの代わりはいないけれど、ランジュと同じ事が出来ればランジュに誰だってなれる。そうだろ?」
ランジュ「ぁ…ああ……!!!」
ランジュ(気付いてしまったのだ。私と彼女を隔てるもの、それは”私”だ。彼女は無名のスクールアイドルと同じ立ち位置に立つ事で、彼女の輝きとは異質の輝きを放つのだ、私は、ただ私を出そうとして―――――――それが出来れば、私以外でも誰でも良い事しかやっていなかった)
ランジュ(私は…変わらなきゃいけない)
愛「ランジュさん…」
果林「ランジュ…まさかこれ、合成だったなんて…私たちもまだまだね」
ランジュ「…お願いがあるの。あの子は、ああいってたけど。同好会の皆と会わせてほしい。お願い…そうでないと…」
栞子(……同好会…? あ…)
栞子「おえええええええええええええええええええええええっ!」ビチャビチャ
愛「し、しおってぃー!?」
果林「大丈夫!?」
栞子「…ゆ、許されない…私は、許さなれない…」ブツブツ
しずく(その時だった。栞子ちゃんの言葉が届いた)
栞子「部長さんは…私を……」
しずく(先輩を意味する言葉、気づいた。かすみちゃんのそれを放っておく筈がないという事。そして)
しずく(ファンクラブの会長としてランジュさんに近づいた事も、全部、全部)
スタスタ
歩夢「栞子ちゃん? それに…」
璃奈「あ…愛さん達…」
ランジュ「あ……わ、私…」
しずく「璃奈ちゃん…歩夢先輩…助けて……」
しずく「私たちを、助けて…!」
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